物音が苦手
物音が気になる

こんな事を言うとさすがに言い過ぎかも知れないけど、もう社会生活が向いてないんじゃないと思うくらい物音が気になります。
気になって何にも集中できなくなっちゃう。
ストレスや体調にも影響を受けることはわかってはいるんだけど、うるさく感じてしまうものは仕方ないと思っています。
隣の席の人の物音、コピー機の動作音、不意打ちで急にかかってくる電話。
会社では騒音の中で生活していると言っても過言ではありません。
家の中でも気は抜けません。
家の隣でやってる工事の音、室外機の音、食器が当たる音(個人的にはこれが一番苦手です)
そうなると必然的に手放せなくなるのが耳栓。
正直言って、騒音に対して私は耳栓なしじゃ生活できません。
神経質と言われそうな気もしますが、実際になくてはならないものです。
聴覚過敏と診断された私が、実際に使用した耳栓、
現在どの耳栓を使用しているのか、どれがおすすめなのか書いていきたいと思います。
少しでも同じような神経質な体質の人が暮らしやすくなりますように。
耳栓の種類

耳栓は大きく2分けて種類になります。
ノイズキャンセリングができる電子耳栓と、普通の耳栓です。
Air Pods Proのノイキャンを耳栓代わりに使用している人もいるんじゃないでしょうか。
正直これでも十分
いえ、かなりの遮音性を発揮します。
自分がAir Pods Proのノイキャン機能を使用していると、話し掛けられた事に気が付かないくらいです。
でも会社で使用するって事を考えると、イヤフォンは少し気になる……って人も多いと思います。
家で使う分には良いんですけどね。
普通の耳栓は、その名通りよくあるやつ。
外で使用するには、やはりこのタイプになるんじゃないでしょうか。
このタイプの耳栓は様々な形があって、自分に合ったものを選べると思います。
デシベルの目安
騒音に対して、-何デシベルとか聞きますよね。
これは音をどの程度さえぎってくれるのかの単位です。
dbと書きます。
最近の耳栓は凝ったものが多くて、物音は遮るけど人の声は聞こえる、と言うものが多いです。
しかし個人的な意見ですが、これは聴覚過敏にとっては罠なんで気を付けてください。
単純にデシベルが大きいものほど音を遮ってくれますし、小さいやつは物音も遮ってくれないヤツが多いです。
人の声を遮りたいから耳栓使ってんですよこっちは。
でも会社で人の声を完全に遮るのは難しいですよね……。
こればかりは割り切って考えるしかないです。つらい。
デシベルは聴覚過敏に対しては目安くらいにしかならないので、あまり参考になりませんでした。
個人的に一番気になる音って、食器が当たった音や人の話し声なんですよね。
これらの音って耳栓を貫通してくるんですよ。
それに耳栓って「物音を遮断して人の声だけ聞けます」みたいな物が多く、こっちとしては一番遮音してほしい音が全部素通りしてしまう……みたいな気持ちになる事が多かったです。
使ってみた耳栓、イヤホン
Air Pods Pro

©Apple

-30デシベルほど
みんなご存じアップルのイヤホン。
音質も良いことながら、さっき書いた通りノイズキャンセリング機能が最強格です。
身も蓋もない話になりますが、家や電車内、外で使用する分にはこれが一番いいです。
気を付けてほしいのがノーマルの方じゃなくて、Proの方を使ってください。カナル型(耳の穴に押し込む形)で遮音性が高い上に、Proじゃないとノイキャン機能が付いていません。お気をつけて。
あと値段が高いのがネック。
シリコン耳栓

遮音性は-33デシベル
耳栓ってどんなものなんだろう、とりあえず使ってみたいって人はこれを初めに買うといいんじゃないでしょうか。
値段も安いですし。
耳栓って言われて一番初めに想像するのがこれじゃないでしょうか。
でもなかなか侮れませんよ。遮音性も中々高く、起きているときも寝ているときも使用できます。
ただデメリットを言うなら、めちゃくちゃ目立つんですよねコレ。
あと耳に密着するので違和感がすごいです。
いかにも「耳栓してます!」って感じの見た目してるし、色も目立つし。
Loopイヤープラグ
そこで個人的にイチオシしたい耳栓がこちら。
主シリーズとして「Quiet」「Experience」「Engage」の3種類があり、
用途によって使い分けられます。私は3種類とも購入し使用しています。
なにより見た目がオシャレ。
めちゃくちゃオシャレな見た目なので、耳栓って言うよりイヤープラグって言う方が似合ってますね。
しかも大事なのがオシャレな見た目なのに目立たないってことです。
外で使っていても違和感がないですし、圧迫感も感じにくいので長時間使用しても疲れにくいです。
私たちみたいな聴覚過敏は、全体的に感覚過敏も併発していることが多いので、
耳栓をしたいのにその耳栓自体が気になって仕方がないと言う八方ふさがりな状況がよくあります。
それを遮音性と共に両方解決してくれるのがコレ。
本当に良いのでみんな使ってください。
聴覚過敏以外の方でも睡眠時や作業用におすすめですよ。
Quiet

より良い睡眠、より深い集中力、落ち着きを守るために新しく改良されたQuiet2。必要な時に、周りの騒音をすぐに減らします。
Loop公式サイト
遮音性は-24デシベル。
最初に言っちゃいますが、正直ほかの2つよりQuietを1個持っておけば問題ないです。
3つのシリーズの中で遮音性が1番高く、個人的に使用頻度が1番高いです。
クワイエットの名前の通り、使用時は周囲が静かに感じます。
図書館にいる時と同じような環境音に感じます。
作業で集中したい時にも、睡眠時にも使用できます。
私は睡眠時にこの耳栓を使用していると、熟睡感が上がっているので遮音性はかなり信用しています。
Experience

改良されたExperience2で、より安全でクリアなサウンドをお楽しみください。ライブやイベントに最適なイヤープラグです。
公式サイト
遮音性は-17デシベル。
ライブハウスや映画館みたいな爆音な場所での使用が効果を発揮します。
と言っても別に普段使いでも問題ありません。
程よく周囲の音を減らしてくれます。
周囲の音を下げつつ、人の声は聞きたいという場合はこれを使いましょう。
会社のオフィスでおすすめです。
Engage

新しく改良されたLoop Engage 2は、日常生活での雑音を軽減し、よりクリアに聞こえる会話で集中できるようサポートします。
公式サイト
遮音性は-16デシベル。
個人的には3つの中で優先度は一番下ですかね。
周囲の音を下げつつ、人の声を通しやすいという特徴があります。
人の声が聞きやすいいようですが、Experienceの下位互換に感じました。
もしかしたら自分ではわからない違いがあるのかもしれませんが、優先度は下げていいと思います。
番外編 : イヤーマフ

耳栓として最強。いや厳密には耳栓じゃないけど。
遮音性は-33db
単体でかなりの音を遮ってくれます。無音に近い環境が欲しい人はぜひどうぞ。
ただ見た目が大きく外で使うには目立つな、と言った感じです。
会社で使うには難しいかもしれませんね。
余談ですが、イヤーマフは耳の上から被せる様な形なので、耳栓であるLoopと合わせて使うこともできます。
最強の「無」を求める人は合わせて使ってみてください。
私も完全な無音を求めているときはLoopとイヤーマフと2つ重ねて使っています。
まとめ
耳栓は安全のために完全な無音にならないように作られていることが多いです。
外で完全に無音になってしまったら実際危ないですしね。
それでも生活に困るのでなるべく負担を減らしつつ、かつそれで疲れない耳栓を探してやっています。
聞こえ方の感覚は個人で違うので、色々な耳栓を使用して確かめてみるのがいいと思います。
今回はそのなかでも個人的なおすすめを紹介しました。
人生は長いです。疲れずに長くやっていくには、小さな道具からこだわって選んでいきましょう。
そうやって少しづつ自分を大切にできるといいですね。
以上となります。
ありがとうございました。